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2024.07.25
業界コラム
工場・倉庫の現場では、荷物の積み降ろしによる足腰への負担で、多くのスタッフが腰痛に悩まされています。
その腰痛を軽減・予防するため、様々な腰痛対策商品が発売されています。
今回は、腰痛の原因や予防方法を振り返り、オススメの腰痛対策商品4点と最適な作業シーンをご紹介します。
腰痛の原因で一番多いのが、背骨(脊柱)を構成する腰椎や椎間板、背筋、靭帯へのダメージです。
負荷がかかりやすい腰と共に、これを支える筋肉にも常に負担がかかっています。
商品・荷物の積み降ろしは、背筋や椎間板などに負担がかかるため、腰痛になりやすくなります。
痛みは徐々に出てくることもありますが、突然激しく出る「ぎっくり腰」もあり、こうなってしまうと仕事どころではありません。
中腰姿勢は、腰痛の危険動作としてよく知られています。
中腰姿勢の作業が続けば、背中や腰の筋肉への負担が蓄積し、疲労性腰痛が発生しやすくなります。
更に重度になると椎間板ヘルニアなどが生じる場合もあります。
工場・倉庫だけでなく、農作業や介護の現場など、中腰姿勢での作業が多い現場では特に注意が必要です。
工場勤務での製造作業や包装・検品作業など長時間の立ち仕事も腰痛の原因になります。
立ち仕事はどうしても体が左右のどちらかに傾いてしまい、そのような傾いた状態で立ち続けると骨盤に歪みが生じてしまうため腰痛が発生しやすくなります。
また、同じ姿勢を続けることで、筋肉が硬直し、血行が悪くなることも腰痛に繋がる原因となっています。
長距離運転やデスクワークなど長時間の座り仕事による腰痛の原因は姿勢の悪さによる腰への負担です。
座っているときの腰への負担は立っているときの椎間板にかかる負荷を100%とすると、座っている姿勢は140%となり、前かがみで座ると185%になる研究結果も出ています。
そのため、背中が丸まる猫背や腰が反ってしまう反り腰は腰に大きな負担をかけてしまいます。
正しい姿勢で座ることが一番の予防法ですが、正しい姿勢は維持するのが難しく、サポートが必要となってきます。
物を持ち上げる場合、写真左のように前かがみになって物を持ち上げるのは、大変危険です。
写真右のように膝を曲げ、腰を十分に下ろしてから荷物をかかえ、膝を使って持ち上げるのが理想です。
できるだけ身体を物に近づけ、膝の力を使って持ち上げると良いでしょう。
立ち仕事を良い姿勢で行ったとしても、同じ姿勢を長時間続けることは腰への負担になります。
作業の合間に休息をとり、腰の緊張をほぐしましょう。
立ち仕事なら1時間に1~2回はストレッチなど軽い運動をして、血行を良くし、疲労の回復を図ります。
座り仕事も同様で、ストレッチや時々立ち上がっての運動などで、腰の緊張をとることができます。
アシストスーツは「重い物を持ち上げる」「中腰姿勢を保つ」、といった作業時に腰・膝の負担を軽減してくれます。
腰痛ベルトは腹筋を圧迫し、腹圧を高めることで腰の椎間板にかかる負担を軽減・安定させてくれます。
また、腰を動かすことで痛みが生じている場合は腰の動きを制限する役割もしてくれます。
このような腰痛対策商品を使うことで、効果的に腰痛を予防することができます。
※アシストスーツ・腰痛ベルトは、腰への負担軽減と腰痛予防を目的としており、腰痛を治す物ではありません。
手動式で空気を注入、膨らんだ人工筋肉の反発力で、ヒザの上下運動や中腰姿勢を強力にアシストします。
重さも軽く女性や年配者にも使い易く、今後の波及効果が期待できるアシストスーツです。
前傾姿勢がすごくラク! 上半身が吊られているような感覚で、中腰姿勢をキープできます!
▼イノフィス マッスルスーツ Every 商品紹介・装着方法
※マッスルスーツEveryはイノフィス社の製品です。
伸縮するパワーネットの力で腰・膝を安定させ、ヒザの上下運動や中腰姿勢をサポートします。
軽くて座っても邪魔にならないため、広い範囲での作業やリフト作業との併用に向いています。
装着がとても簡単なのが気にいってます。
後ろから持ち上げてくれる感じで、作業が楽になりました。
▼腰サポーター+腰アシスター 商品紹介・装着方法
医療用コルセットのように腰全体をガッチリ固定してくれるので、作業用コルセットとしてお使いいただけます。
コルセットの様に腰全体を固定するので安心感があります。長時間の立ち仕事も快適になりました。
こんなシーンにオススメ>>製造ラインなど長時間の立ち仕事の腰痛軽減
▼メッシュアクションギアクラシック 商品紹介・装着方法
バリアスツイストは骨盤をガッチリ固定し、骨盤の歪みを抑え、姿勢を正すことで、腰の負担を軽減するベルトです。
座ったままでも使えるスリムタイプなので、座り仕事からくる腰痛予防に最適です。
骨盤がギューッと締められているので、姿勢が良くなり、長いデスクワークも快適になりました。
こんなシーンにオススメ>>長距離運転・デスクワークなどの座り仕事の腰痛予防
▼バリアスツイスト 商品紹介・装着方法
工場・倉庫への商品の入出荷作業の負担軽減→イノフィス マッスルスーツEvery 腰サポーター+腰アシスター
商品の入出荷作業は人手に頼るシーンが多く、 1日に数十パレット分の貨物を積み替える現場もあります。
こういった作業はヒザの上下運動や中腰動作が多く、スタッフのヒザ・腰への負担は相当な物になります。
そこで、オススメなのがイノフィス マッスルスーツEveryです。
同商品はヒザの上下運動・中腰姿勢のアシストが得意なので、トラックへの荷物の積込みやパレット貨物の積み替え作業によるスタッフの疲労や腰痛を予防し、人員の稼働率を高めてくれます。
また、 スタッフへの負担が軽くなることでスタッフの離職を防ぎ人手不足対策にも貢献します。
この商品もイノフィス マッスルスーツEveryと同じく、ヒザ・中腰姿勢のサポートを得意とする商品で、商品の入出庫作業のアシストに適しています。
ポイントは装着したまま、フォークリフトの座席に座れる点です。
少数のスタッフで荷物の積み降ろしからフォークリフトの運搬まで行う現場に向いています。
製造ラインなど長時間の立ち仕事の腰痛軽減→メッシュアクションギアクラシック
メッシュアクションギアクラシックは幅広タイプなので、主に立ち仕事の腰痛軽減や悪化防止にオススメしています。
コルセットのように腰全体を覆うことができるので、腰回りの筋肉を支えながら骨盤を固定してくれます。そのため、腰回りの筋力低下による腰痛の強い痛みを和らげてくれるので、腰痛持ちの方にオススメのベルトです。
長距離運転・デスクワークなどの座り仕事の腰痛予防→バリアスツイスト
バリアスツイストは主に座り仕事の腰痛予防にオススメしています。
座り仕事にオススメする理由は、スリムタイプのため、座ったり、しゃがんだりしやすいとのお客様の声が多いためです。
スリムながらも骨盤の固定力が高いため、トラックの長距離運転や長時間のデスクワークなど座った姿勢からくる骨盤の歪みを抑えることで、腰痛を予防してくれます。
アシストスーツと腰痛ベルトの違いは以下の通りです。
▼アシストスーツ
動力の力で膝の曲げ伸ばしや中腰姿勢をサポートし、腰への負担を軽くして腰痛を予防する用具です。 トラックやパレットへの商品の積み降ろしや積み替え作業に適しています。
▼腰痛ベルト
骨盤固定、姿勢の矯正で腰痛を予防するベルトです。長時間の立ち・座り仕事の腰痛軽減や悪化防止に適しています。
今回、ご紹介させていただいたように腰痛対策には用途や作業シーンに合った対策商品をオススメします。
商品を試してみたい、もっと内容を知りたいという方は、お問合せフォームからお気軽にご連絡ください。