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2024.04.16

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塗料を輸出する際に気を付けるポイントとは?

 塗料など引火性のある物が『危険物』 に分類された場合、これらを輸出する際は、適切な手続きや梱包を行わないと思わぬ罰則や事故を招く可能性もあります。 そこで、今回は、これらの危険物を輸出する際に気を付けるポイントについてご紹介致します。

塗料輸出に関して気を付けるポイント

 塗料の輸出に関して気を付けるべき点はいくつかありますが、ざっくりとまとめますと以下の点に注意が必要です。

 まず、国際的な法規制(REACH規制など)を遵守し、輸出先の法規制も確認します。必要な書類を準備し、塗料の漏れなどによる輸送中の事故を防ぐため適切な梱包を行う必要があります。その際に使われるのは、UN認証の箱・容器を使用することが一般的です。

 また、輸出先の環境規制に準拠し、環境に有害な成分を含まないようにする必要もあります。多くの国で環境保護のために厳しい基準が設けられている場合があるいので注意が必要です。

まずは、これらのポイントを確認することで、塗料の輸出における必要事項が見えてきます。

梱包の際に気をつけるポイント

塗料を輸出する際の梱包について気を付けるポイントは以下の通りです。

  1. 適切な容器の選定
    危険物として扱われる塗料は、国際規格に準拠したUN認証容器を使用する必要があります。これにより、輸送中の漏洩や破損のリスクを最小限に抑えることができます。
  2. 漏洩防止対策
    塗料容器の蓋には高品質のシールやガスケットを使用し、密閉性を確保します。
    また、万が一塗料が容器から漏れ出た際、外部への漏洩を防ぐために液体を吸収するバーミキュライトを併用することで、漏洩のリスクをさらに減らします。
  3. 緩衝材の使用
    輸送中の衝撃を吸収するために、バブルラップやフォームパッドなどのクッション材を使用します。容器が動かないように、隙間なく梱包することが重要です。この際も緩衝材としてバーミキュライトを使うことで、容器の保護と漏洩対策を同時に行うことが可能です。
  4. 適切なラベル表示
    国際基準に従った危険物ラベルを容器に貼付し、内容物の危険性を明確に示します。取扱いに関する注意事項(例:火気厳禁、直射日光を避けるなど)を明示したラベルも貼ります。
  5. 輸送条件の確認
    塗料は温度変化に敏感な場合があるため、適切な温度で輸送する必要があります。特に高温や極寒に注意します。湿度も塗料の品質に影響を与えるため、適切な湿度管理が必要です。
  6. 梱包手順の徹底
    梱包作業の手順を明確にし、全ての作業員が同じ手順に従うようにします。梱包作業を担当する作業員に対し、適切な梱包手順と危険物取扱いに関する教育を行います。
  7. 書類の準備
    MSDSや輸送書類(危険物申告書など)を準備し、輸送中に必要な書類が揃っていることを確認します。

これらのポイントを注意深く守ることで、塗料の輸出における梱包が安全かつ適切に行われ、輸送中のリスクを最小限に抑えることができます。

結局、どんなパッケージを使えばいいの?

輸出の主な手段となっている航空機輸送は航空危険物規則書に準拠します。つまりは、危険物輸送用のダンボール箱、通称4Gカートンを使い、適切にラベルを貼れば大丈夫です。細則は各輸送会社の規定に準じ、必要とされる書類も準備してください。

 もりや産業の4Gカートンはもちろん、すべての性能試験に合格したもので、5種類のサイズからお選びいただけます。強度が高く、耐水性があり、必要な表記もあらかじめ表記され、国連の全等級に対応しています。

商品紹介

危険物輸送梱包箱

・国連規格容器の性能試験合格品
・軽量で高強度、高耐久性
・リサイクル可能な環境対応製品

まとめ

 塗料が接着剤やスプレー缶と同じく引火性の危険物に該当する場合、輸出する際は、様々な確認、書類が必要な上、その梱包にも気をつけなければなりません。その梱包に使われる容器は、国連の性能試験に合格した4Gカートンをご利用いただくことで、安心して製品を送り出すことができます。

 もりや産業では、4Gカートンを取り扱っていますので、サイズ、数量などにつきましてもお気軽にお問合せください。